大腸がんと診断され、その日のうちに外科の先生を紹介されました。
外科の先生は軽く「切ろ!切ろ!」と言われました。内視鏡の写真から、切らないと腸閉塞を起こすと自分でもわかったので、「切る」一択だなと思っていると、隣で妻が「切らないとどうなりますか?」と先生に質問していました。「え~、切るしかないでしょ!!」と思いながら、先生の回答を聞いていました。先生の回答はやはり、「切らないといずれ腸閉塞を起こします。」というものでした。それで、手術することになりました。
入院には、連帯保証人が必要で、兄にお願いしました。両親は健在ですが、心配をかけたくないのと、そもそも、もう働いていないので保証人にはなれませんでした。
ちょうど、コロナがはやり始めた時期で、先生から「不要不急の手術はしないことになっているが、この状態は不要でも、不急でもない。」と告げられ、すぐに手術をすることになりました。でも、「不要の手術」は、コロナでなくてもしないでいただきたいと思ったのを覚えています。5月20日の手術が決まりました。手術は腹腔鏡手術です。
5月18日に入院しました。入院までの間は、会社に診断書を提出し休む手続きをしたり、健康保険組合に高額療養費制度の申し込みをしたりで、ドタバタしていました。
入院初日は、看護師の方から病院の説明を受けました。コロナの影響で、4人部屋でしたが、入った部屋は私ともう一人の方の2人部屋状態でした。
手術前日は看護師の方から手術の説明や、麻酔科の先性の点滴針の装着がありました。最初は研修医の先生が針を入れようとされましたが、上手くいかず、結局、指導医の先生が針を入れました。手の甲に入れました。
それと、腸の中を空にするため、大腸内視鏡の時と同じく、2リッターの下剤を飲みました。この下剤を飲むのはあまり苦痛ではなく、問題なく腸内を空にできました。
あとは、手術をするあたりの剃毛と、へその穴付近から切り取った大腸を取り出すため、へその穴の掃除を看護師の方にしていただきました。
さて、次の日は手術です。とはいえ、「緊張で眠れず」ということもなく、普通に寝れたと思います。
手術以降については次回以降で書いていきます。