2024-11-23

ChatGPTを使って、アプリ開発(ワークフロー)2:環境構築

  あて、アプリを開発するにあたっては、pythonのDjangoというWebアプリフレームワークを使っていきます。統合開発環境(IDE)はPycharmを使用していきます。また、DBサーバーはPostgreSQLを使用します。pythonやPycharm、PostgreSQLのインストールについては、ずいぶん前ではありますが、記事を上げているので、そちらを参照してください。
 まず、Pycharmで作業を進めます。

1.プロジェクトの作成

 「新規プロジェクト」をクリックし、プロジェクトを新規作成します。

 












2.プロジェクトの保存先とプロジェクト名をLocationにパスとして入力し、「作成」をクリックします。

 今回は、Cドライブ直下に作成した「python_projects」というフォルダに「work_flow」という名のプロジェクトを作成します。
















3.「ファイル」→「設定」をクリックします。



















4.必要なパッケージをインストールする画面を開きます。
 「プロジェクト:work_flow」→「python インタープリター」をクリックします。
















5.まずは一覧左上の「+」をクリックします。










6.必要なパッケージをインストールします。
 今回は「Django」と「psycopg2」をインストールします。
 ・「Django」のインストール
 検索欄に「django」と入力し、一覧に表示された「Django」を選択してから、「パッケージのインストール」をクックします。



















 ・「psycopg2」のインストール
 検索欄に「psycopg2」と入力し、一覧に表示された「」を選択してから、「パッケージのインストール」をクックします。


















7.インストールが完了したら、右上の「×」をクリックします。






8.必要なパッケージ(「Django」と「psycopg2」)がインストールされているのを確認したら「OK」をクリックします。















9.下にある「pythonコンソール」をクリックします。









10.「import django」と入力し、「Enter」キーを押します。









11.djangoがインポートされたのを確認するため、「django.get_version()」と入力し、バージョンを確認します。バージョン情報が表示されていれば、インポート完了です。









12.下にある「ターミナル」をクリックします。









13.「django-admin startproject mysite .」と入力し、「ENTER」キーを押します。「mysite」というプロジェクトを作成します。










14.左上のツリーの部分に「mysite」が作成されます。










15.開発環境用のWebサーバーと起動します。「python manage.py runserver」と入力し、「ENTER」キーを押します。










16.「http://127.0.0.1:8000/」部分をクリックするか、ブラウザのアドレス入力欄に「http://127.0.0.1:8000/」を入力します。











17.以下の画像のページが表示されれば、プロジェクト作成まで完了です。











18.ターミナルで、「Cntl + C」でサーバーを停止させます。
 赤枠の表示がされれば、開発環境用のWebサーバーは停止状態です。










19.「pyhton manage.py startapp wf」と入力し、「ENTER」キーを押します。「wf」というプロジェクトを作成します。wfはworkflowの略です。




20.左上のツリーの部分に「wf」が作成されます。
















21.「mysite」→「settings.py」をクリックして、settins.pyを編集します。
















22.内容は以下のようにします。
"""
Django settings for mysite project.

Generated by 'django-admin startproject' using Django 4.2.16.

For more information on this file, see
https://docs.djangoproject.com/en/4.2/topics/settings/

For the full list of settings and their values, see
https://docs.djangoproject.com/en/4.2/ref/settings/
"""

import os
from pathlib import Path

# Build paths inside the project like this: BASE_DIR / 'subdir'.
BASE_DIR = Path(__file__).resolve().parent.parent


# Quick-start development settings - unsuitable for production
# See https://docs.djangoproject.com/en/4.2/howto/deployment/checklist/

# SECURITY WARNING: keep the secret key used in production secret!
SECRET_KEY = 'django-insecure-m!ac$7q)7(h)ig0wny@v+obe+7s^1pz2l0l)y==@msyyb33^m4'

# SECURITY WARNING: don't run with debug turned on in production!
DEBUG = True

ALLOWED_HOSTS = ['*']


# Application definition

INSTALLED_APPS = [
'django.contrib.admin',
'django.contrib.auth',
'django.contrib.contenttypes',
'django.contrib.sessions',
'django.contrib.messages',
'django.contrib.staticfiles',
'wf.apps.WfConfig',
]

MIDDLEWARE = [
'django.middleware.security.SecurityMiddleware',
'django.contrib.sessions.middleware.SessionMiddleware',
'django.middleware.common.CommonMiddleware',
'django.middleware.csrf.CsrfViewMiddleware',
'django.contrib.auth.middleware.AuthenticationMiddleware',
'django.contrib.messages.middleware.MessageMiddleware',
'django.middleware.clickjacking.XFrameOptionsMiddleware',
]

ROOT_URLCONF = 'mysite.urls'

TEMPLATES = [
{
'BACKEND': 'django.template.backends.django.DjangoTemplates',
'DIRS': [os.path.join(BASE_DIR, 'templates')],
'APP_DIRS': True,
'OPTIONS': {
'context_processors': [
'django.template.context_processors.debug',
'django.template.context_processors.request',
'django.contrib.auth.context_processors.auth',
'django.contrib.messages.context_processors.messages',
],
},
},
]

WSGI_APPLICATION = 'mysite.wsgi.application'


# Database
# https://docs.djangoproject.com/en/4.2/ref/settings/#databases

DATABASES = {
'default': {
'ENGINE': 'django.db.backends.postgresql_psycopg2',
'NAME': 'wf',
'USER': 'django_user',
'PASSWORD': 'password',
'HOST': 'localhost',
'PORT': '',
}
}


# Password validation
# https://docs.djangoproject.com/en/4.2/ref/settings/#auth-password-validators

AUTH_PASSWORD_VALIDATORS = [
{
'NAME': 'django.contrib.auth.password_validation.UserAttributeSimilarityValidator',
},
{
'NAME': 'django.contrib.auth.password_validation.MinimumLengthValidator',
},
{
'NAME': 'django.contrib.auth.password_validation.CommonPasswordValidator',
},
{
'NAME': 'django.contrib.auth.password_validation.NumericPasswordValidator',
},
]


# Internationalization
# https://docs.djangoproject.com/en/4.2/topics/i18n/

LANGUAGE_CODE = 'ja'

TIME_ZONE = 'Asia/Tokyo'

USE_I18N = True

USE_TZ = True


# Static files (CSS, JavaScript, Images)
# https://docs.djangoproject.com/en/4.2/howto/static-files/

STATIC_URL = 'static/'
STATIC_ROOT = os.path.join(BASE_DIR, 'static')

LOGOUT_REDIRECT_URL = '/wf/'

# Default primary key field type
# https://docs.djangoproject.com/en/4.2/ref/settings/#default-auto-field

DEFAULT_AUTO_FIELD = 'django.db.models.BigAutoField'



以上で、Django側の環境設定が完了です。




 次に、pgAdmin4でpostgreSQLの設定作業を進めます。

最初にpostgreSQLのに「django_user」を作成します。

1.対象のpostgreSQLの「ログイン/グループロール」を右クリックし、「作成」をクリックします。
 ※すでに「django_user」ができているので、今回は「django_user2」の作成で説明します。














2.名前欄に「django_user2」と入力し、「定義」タブをクリックします。

















3.パスワード欄に「password」と入力し、「権限」タブをクリックします。
 ※パスワード欄にはsetteings.pyの「DATABASE」の項目に設定したパスワードを入力します。
















4.すべての項目を「ON」にし、「保存」をクリックします。
















次にpostgreSQLのに「fw」というdbを作成します。
1.「データベース」を右クリックし、「作成」→「データベース」をクリックします。












2.データベース欄に「wf」と入力し、所有者に「django_user」を選択して、「保存」をクックします。
















 以上で、postgreSQL側の環境設定が完了です。

 いよいよ、次回からアプリの作成に入っていきます。

ChatGPTを使って、アプリ開発(ワークフロー)1:構想

 最近ではすっかり定着した生成AI。その草分けとも言えるChatGPTを使って、Webアプリを開発していこうと思います。題材は何がいいか、いろいろ考えた末、今回はワークフローのアプリを作ることにしました。
 まずは、構想です。以下のようなアプリを作ることにしました。


概略の構想は大きく2つです。

1.ユーザーがフローを作成する 

2.作成したフローをユーザーが使用する。

 詳細ですが以下のとおりとします。


 〇フロー作成部分
   1.ユーザーがフロー作成/編集ページにアクセスする。
 2.ユーザー本人が作成したフローに一覧が表示される
 3a.一覧のフローを選択

   →フロー作成ページに遷移し、選択したフローを表示

  3b・「新規作成」ボタンをクリック

   →フロー作成ページに遷移する。タスクを作成するエリアには、「START」と「END」のボックスをデフォルトで表示する

 4.「更新」ボタンをクリック

   →変更があれば保存
 5.「削除」ボタンをクリックする

   →「本当に削除しますか?」とメッセージを出す
 6.「OK」をクリック

   →フローデータを削除

3a、3bでのフローの作成編集は以下の通りとします。

 1)フロー名を入力

 2)タスクを作成する

  ①「タスク作成」をクリック

   →四角いボックスが画面上に作成される。   

  ②タスク名をボックス内の入力欄に入力

  ③ボックス内の「入力項目設定」ボタンをクリック

    →ポップアップが開く   

  ④項目名(日本語)の入力と、データ型の選択および必須かどうかの選択を行う。データが文字型の場合、文字数の入力も行う。   

  ⑤「作成」ボタンをクリックする 

   →すでに登録済の入力項目がある場合はその下に、ない場合は「作成」ボタンの下に追加せれる。この時、項目名の左に「削除」ボタンを配置し、「削除」ボタンをクリックしたら項目を削除する   

  ⑥さらに項目を追加する場合は、④~⑤を繰り返す。   

  ⑦このタスクの処理をする人を個人、あるいは、別途マスタで設定したクラスで設定する  

 3)フロー(流れ)を作成する

  ①作成されたタスクを→で結ぶ   

  ②分岐、並列処理もできるようにそれぞれを記号で表現する。   

  ③並列処理の場合、合流記号で合流させる   

  ④並列処理の場合、並列処理すべての完了を待つか、いずれか1つでも完了したら次に進むかを設定する 

 4)「登録」ボタンをクリック

    →フローが保存され、「home」ページに遷移


〇フローの使用 

 1.ユーザーが「ワークフロー」を選択

   →ユーザーが使用可能な一覧のページに遷移 

 2.フローを選択する

   →登録されている入力項目を表示する。 

 3.入力欄に入力 

 4.次の処理者が個人指定されていない場合は、次の処理者を選択する

  5.「実行」ボタンをクリック

  6.処理者と処理日時を記録し、次の処理者へ回す。

まずは、この仕様で作成した行きたいと思います。おそらく、作成中に仕様変更が多々発生すると思いますが、都度、対応していきたいと思います。


 次回は、開発環境を整備したいと思います。