2025-06-29

大腸がんステージ3b治療記録 その1 病気発覚までの経緯

  2025年6月26日に大腸がんの手術後、5年経過し、寛解となりました。

 今回の病気に関する記録を残しておこうと思い、今日からしばらく、書いていきたいと思います。

 今回は、病気が発覚するまでの経緯について書いていきます。

2018年3月に会社の健康診断で、肺に影があるとのことで、精密検査を受けました。

健康診断を実施している病院の精密検査を専門にする科があり、そこを受診しました。

CT検査を行い、怪しい箇所が1か所あるとのことで、内科の呼吸器担当の先生に紹介され診ていただくことになりました。

こちらでは、まず、1か月後、3か月後、半年後、1年後にCT検査を行い、影が大きくなるかどうかを見ていくことになりました。

※肺の怪しい影については、増大することなく、以前の風邪等による跡との診断になりました。

 2019年2月に献血を受けに行ったところ、比重が足りずに献血してもらえませんでした。過去に何度も献血してる中、初めてでした。3月に会社の健康診断で、ヘモグロビンの値が12.8と下限基準の13.7を下回っていました。ただ、健康診断での判定は「経過観察」だったので、あまり気にすることなく、過ごしていました。

 ところが、10月ごろ、坂を歩いて上がるときに以前より息切れがするのを感じ、3月の検診結果でヘモグロビンが低かったことを思い出し、ディアナチュラ 鉄・葉酸というサプリメントを飲み始めました。

 年末に実家に帰ったときに、母親から、顔の色が悪いとの指摘されましたが、この言葉にもあまり気を留めずにいました。

 そうこうしているうちに、肺のほうの最後のCT検査があり、その結果を聞きに行きました。その時、先生に「前回の健康診断でヘモグロビンの値が低かった」と相談したところ、「値が低いこと自身は問題ないが、前が高く(正常値)で下がったのであれば、心配だから病院で診てもらったほうがいい。」と言われ、心の中で、「ここ、病院なんだけどなぁ~」と思いつつ、「3月に会社の健康診断があるからその結果を見てからでいいか。」と思って、その時は何もしませんでした。

 3月になり健康診断の結果、ヘモグロビン値が9.5まで下がっており、さすがに心配になり、ネットで原因を調べました。判定も「要精密検査」だったので、健康診断をしてもらった病院に精密医検査の予約の電話をしたところ、受付のかたから「貧血はかかりつけ医に診てもらうことになっている。」と軽く断られました。しかし、ネットで調べた結果、原因は結構重篤な病気が並んでいたので、「何とか診てください。」と粘り、精密検査を受けることになりました。

 精密検査に行くと、医者からすぐに「胃の検査と大腸の検査をする」と告げられました。

胃の検査は「胃内視鏡カメラ」一択、大腸は「大腸内視鏡カメラ」か「大腸CT」の選択があるとのこと。カメラは入れたくないので、「大腸CT」を選びました。

 胃カメラも初めてで、鎮静剤を使いました。以下のような日程で検査が進みました。

4月17日 大腸CT

4月20日 胃カメラ

4月27日 結果説明&精密検査(転移の有無を調べるためのCT検査と手術に備えての心機能検査)

5月1日 大腸カメラ

5月7日 結果説明

 胃カメラの結果は、「ピロリ菌」が住んでいることが発覚。でも、貧血の原因ではないとのこと。

 大腸CTの結果は、大腸を膨らませても膨らまない部分があり、「ここが怪しいが、判定するには大腸カメラを入れるしかない。」といわれ、結局、大腸カメラを入れることに。「こんなことなら最初から大腸カメラを入れておけばよかった。」と反省しつつ、内科を紹介され、内科で大腸カメラを入れる日を決めてその日は帰りました。

 検査の結果、大腸(右側の上行結腸部)に腫瘍があり、病理検査の結果、最も悪性度が高いがんと判明しました。また、「リンパ節も2か所腫れていて、リンパ節転移が疑われる」という結果でした。外科を紹介され、その日のうちに手術に向けて入院等の手続きを行いました。

 これが病気発覚までの経緯です。貧血以外には目立った症状は出ていませんでしたが、今から考えると常に便が黒ずんでいたと思います。

 なお、2012年までは健康診断に組み込まれていた便潜血検査が、2013年以降は申し込みをする形式に代わり、ついつい申し込みを忘れ、受けていませんでした。

 私の発症した部位の場合、便潜血検査で発見できていたかは不明ですが、それでも受けていなかったことを無茶苦茶後悔しました。

 次回は、入院~手術~退院について書いていこうと思います。


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