2017-01-09

録画サーバー構築1

 UBUNTU Serverはログインしたら、リモートでの操作になるので、キーボードを取り外します。モニターも見る必要はありません。

 通常のPC(Windows)に「Poderosa」というソフトをインストールします。これがリモート操作をするためのソフトです。

 「Poderosa」を起動し、上部にある「Telnet/SSH接続」(PCのアイコン)を押し、開いた画面で「ホスト」に「UBUNTUのIPアドレス」、「アカウント」に「UBUNTUのユーザー名」、「バスフレーズ」に「UBUNTUのパスワード」を入力し、「OK」をクリックします。するとUBUNTUにリモート接続します。そのあとは、以下の記述(コマンド)をコピー&貼り付け(リモート画面では右クリックしてメニューを表示して、貼り付けしかできない)で進めていきます。

 録画サーバーの構築は、以下の手順で進めます。

1.機器認識 PT2とカードリーダーを認識させる ←今回
2.ソフト導入 暗号解読ツール&録画ツールのインストールを行なう
3.共有設定 Windows共有の設定を行なう
4.録画設定 EPGrecで番組表による録画環境を構築する
5.録画検証 EPGrecの設定と録画を行なう




 今回は、「1.機器認識 PT2とカードリーダーを認識させる」です。

■機器認識 PT2とカードリーダーを認識させる

A01 最新ドライバをダウンロードする
wget http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/tip.tar.bz2

A02 ダウンロードしたファイルを解凍する
bzip2 -dc tip.tar.bz2 | tar xvf -

A03 ドライバをビルドする為に必要なパッケージをダウンロード
sudo apt-get -y install build-essential linux-headers-`uname -r`

→設定したパスワードを入力

A04 解凍したディレクトリに移動する
cd pt1-bc173c443e4d/

******************************************************
※注意
A01でダウンロードしたドライバが更新されると
ディレクトリ「pt1-bc173c443e4d」の名称が変わる。
A04以降がでエラーがでる場合は、
Windowsのブラウザから
http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/tip.tar.bz2
をダウンロードしてファイルを解凍、
解凍したフォルダ名がA04の「cd 」以下になる。
******************************************************

A05 PT2ドライバのディレクトリに移動
cd driver/

A06 PT2ドライバをコンパイルする
make

A07 PT2ドライバをインストールする
sudo make install

A08 ルールファイルをコピーする
sudo cp etc/99-pt1.rules /etc/udev/rules.d/

A09 シャットダウンする
sudo /sbin/shutdown -h now

A10 PT2を接続する

A11 Poderosaを再接続

A12 PT2の認識を確認する
dmesg | less | grep 'pt1'

 *ubuntu 10.10の場合、
 DVBのドライバと、キャラクタドライバがバッティングして以下のエラーが出て録画できない
 Cannot tune to the specified channel となるので、

 sudo vi /etc/modprobe.d/blacklist.conf

 で、最後に以下を書き込む。

 blacklist earth-pt1

 これで、DVBドライバを、ロードしないようにした。

 再起動が必要!!!

[    7.246457] pt1-pci.c: 1.1.0 2010-01-27
[    8.621533] pt1_thread run

と表示されれば、OK。

A13 カードリーダーのパッケージをインストール
sudo apt-get -y install libccid pcsc-tools

→設定したパスワードを入力

A14 カードリーダーを接続する

A15 認識されたか確認する
pcsc_scan

A16 「0: SCM SCR 3310 NTTCom 00 00」が表示されていれば認識している

A17 「Ctrl」+「Z」でコマンドラインに戻る

次は「ソフト導入」です。続きは次回で。

0 件のコメント:

コメントを投稿