2016-12-22

デジタルオーディオテープ2

 海外勤務になり、行きつけのオーディオ屋へ行けなくなったため、しばらくはオーディオ機器を購入することなく、おとなしくしてました。2年ぐらいですが。勤務先の国にもオーディオ専門店があり、その方面に行くときには、たまに足を運んでいました。そこでは、憧れのTANNOYの「G.R.F. Memory」が日本より安く売られていました。記憶では、定価の7割強の値段だったでしょうか。ずっと、その国に住むのであれば、購入も考えたかもしれませんが、購入しても日本への運送の大変さ(今から考えれば、引っ越しの運送費は会社持ちなので、気にしなくても良かったかも)から、購入する気にはなれませんでした。



 前置きが長くなりましたが、ここからが日本に帰ってからの話になります。

 日本に帰ってから、実家に預けてあったオーディオを再び、寮に運び込みました。その時、TANNOYのスピーカーも持って行っても良かったのですが、父親が気にって聞いていたのと、寮の部屋が狭かったので、とりあえず、スピーカーはONKYOのリバプールを持っていきました。テレビは、海外勤務が決まった時に、誰かに譲っていたので、行きつけのオーディオ店で帰国した日に買いに行きました。
 これで、海外転勤前の状態に戻りました。ちょうどそのころ、CDプレーヤーから直接デジタル→デジタルで録音できるデジタルオーディオテープの据え置き型のデッキが発売されるとの情報が入り、行きつけの店で、いや、県内で最初のデッキ購入者になりました。



こちらが最初に買った「DTC-55ES」です。

 フラッグシップモデルではなかったので、それほど高くはなかったのですが、最初の発売時にフラッグシップモデルはまだ発売されないとのことで、買わなかったと思います。このころになると、自分の性格がわかって来て、フラッグシップモデルが出ると買い替えてしまうので、ある程度では妥協しないようにしていました。でも、今回はないので、仕方ありません。テープ自身の値段も高かったのですが、それまでのカセットテープに比べると、音はやはり格段に良くなりました。デジタル→デジタルですので、理論的には音が劣化するはずがないのです。テープもカセットテープに比べると、半分以下の大きさなので、持ち運びも便利でした。半年もしないうちに、フラッグシップモデルが発売され、買い替えたのは言うまでもありませんが。


こちらがフラッグシップモデルの「DTC-1500ES」です。

 このあたりで世の中は一気に、デジタル化へと進んでいったのだと思います。
 次からは、以前にTANNOYスピーカ信者からの脱却の話をします。

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