2016-12-30

SX-1500VG

 前回、CDプレーヤーを買った後、気づいたことがあると話しました。それについて、詳しく話していきます。
 各メーカーは、できるだけ元のアナログ波に近づけるように努力していると書きました。更には、スーパーCDやDVD-AOUDIOでは、CDで人には聞こえない音域(20Hz以下の音と、20kHz以上の音域)を出すというものです。聴いていて心地良いというのは、結局、聞こえない音が雰囲気を作り出しているということなのです。そういう意味では、レコードは、すべての音域が収録されているので、理想的と言えます。



 ただし、レコードは、傷に弱く、針が溝を進むときの「ズーッ、ズーッ」という音がするのと、傷を拾うと「プチッ、プチッ」と音がします。そのため、世の中も私もはCDに移行しました。
 ある日、レコードの温かみというか、雰囲気の話を行きつけのオーディオ店で話していると、店員の方が、いいレコードプレーヤーだとあまりノイズが入らないという話をしてくれました。確かに、お店に置いてある10万円弱のレコードプレーヤーで聴くと想像以上にノイズが少なく、ほんわかとした心地よい雰囲気がします。更に、ノイズが出にくいプレーヤーがあるとのことで、カタログを見せてもらいました。プレーヤーでレコードを再生しているときによく見ると、若干、レコード盤が上下しています。これが、「ズーッ、ズーッ」という音の原因です。紹介されたレコードプレーヤーは、レコード盤をターンテーブルに吸着するタイプで、盤が上下しないとのことでした。

 さすがに、このプレーヤーの展示はしないとのことで、悩んだのですが、やはり購入することにしました。それが、MICRO精機の「SX-1500VG」です。

これが「SX-1500VG」です。

 レコードプレーヤーの世界では、タンテーブル(レコード盤を乗せて回す部分)とレコード針を取りつけるトーンアーム(棒のような部分)を買って、取りつけてやっと使用できます。トーンアームはSMEの「3012 R」を購入し、針はDENONの「DL301Ⅱ」(だったと思います、ちょっと記憶が怪しい)を購入しました。注文して入荷まで、少し時間がかかり、2~3週間後に届きました。


これ(上)が「3012 R」です。


これが「DL301Ⅱ」です。

 聴いてみると、レコードの状態が良ければ、レコードとは思えないくらい、ノイズがなく、温かみのある心地よくなる雰囲気を持った素晴らしい音でした。
 ただし、レコードプレーヤーはCDプレーヤーと違って、買って終了にならないという恐ろしい世界が待っていました。それは、そのうち。

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