2017-07-26

GeneXusって?

 会社の情報システム部門では、マイクロソフトのACCESSを使用して、いろいろなツールを作成して運用してきました。もちろん、DBサーバーは、SQL Serverを使用しいていますが。

 例にもれず、私も工事の手続きを行うツールをDBサーバーにOracleを使用し、ACCESSをフロントエンドにして、構築しました。

 ACCESS自身は、テーブル、クエリ、フォーム、レポート、マクロと機能が豊富で、ちょっとしたもの(プロト等)を作るには、非常に重宝しているのですが、何年かに1回メジャーアップグレードがあり、プログラムの検証と、改修が必要になります。更に、今まで使用していた形式のサポートをいきなり打ち切ったりします。


 と、いうことで、私の会社では、脱ACCESSへ方針を転換し、後継の言語を何にするかを検討していました。JAVAが結構、有力候補でした。そんな中、「GeneXus」というツールが急浮上してきました。そうです、GeneXusは言語でなく、ツールです。 まずは、GeneXusがどんなツールか紹介したいと思います。

 GeneXusとは、南米ウルグアイのGeneXus S.A.社が開発したアプリケーション自動生成ツールです。データ項目や画面、業務ルールといった設計情報を入力すると、JavaやC♯、Rubyのソースコードを自動的に生成し、これと同時に各種データベースソフトに対応したテーブル定義情報も自動的に作成してくれます。自動生成による開発のためヒューマンエラーが起きにくく、さらに習得のみで開発言語やDBMSなどの各環境に対応したシステムづくりができるため、他ツールに比較してもライフサイクルを考慮した非常に価値の高いシステム構築が可能です。つまり、開発、デバッグの工数を少なくし、開発のスピードアップをはかり、また、改修も素早くできるという優れものです。生成される言語が、JavaやC♯、Rubyなど、複数対応しており、また、スマホ用のコードも自動生成してくれるので、複数の言語を習得しなくても、GeneXusを習得すれば、複数の言語のツールが作れるということになります。

 しかしながら、メリットばかりではないので、メリット、デメリットを列挙しておきます。

メリット

①ノンコーディングでアプリ開発(100%ではない)
②画面の自動生成
環境に依存しない(GeneXusが対応している環境がかなり広い)
④データモデルの変更を自動で正規化。データの移行も一緒に実施
⑤短納期化


デメリット

①導入コストが高い(ユーザーライセンス250万(保守60万(初年度不要)))
②情報が少なく、困ったときにGoogle先生が相手してくれない
③ツールの教育期間が必要

 デメリットの①と②は結構影響が大きく、③を補うために、個人的に勉強するにも、250万は払えないので、問題ですね。

 ところが、ネットで試用版を探していたら、機能制限はあるものの、無期限で使えそうな試用版を発見しました。

 次回以降、それをインストールして、試していきたいと思います。

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