手術のための10日間の入院を経て、無事、退院し、その後、自宅療養となりました。
退院直前の主治医との話の中で、職場復帰に関しても話があり、主治医から「正直、明日からでも行けるでしょ!?」と言われたので、すぐに復帰できるのかと思いきや、診断書には「〇〇に手術し、□□から復職可能見込み」というような表現がされており、会社に提出したところ、「□□に復職可能」という診断書がないと復職は認められないとのことで、再度診断書をもらいに行きました。そんな手続きをしたりで、結局、2週間ほど自宅療養することになりました。
自宅療養中は特にすることがなく、体力回復のために、30分程度散歩したりしてました。その他は普段は見ない(見れない?)昼間のテレビ番組を見たりとか。
時間があり余ると、考える時間もたくさんあり、そんな時に考えることは、やらなかったことへの後悔です。私の場合、便潜血検査を5年もさぼっていたので、そのことへの後悔でした。よく、「人は死ぬときにやらなかったことを後悔する」と言われますが、まさに身をもって体験しました。
あと、不眠症になってしまいました。眠りについた後、1度目が覚めると、もう、眠れません。睡眠時間が2時間であろうと、1時間であろうと。そんな日が自宅療養中、続いたと思います。きっと、後悔と将来への不安があったのだろうと今は思ってます。
自宅療養中に、今後の治療(術後補助化学治療=抗がん剤治療)についての説明を受けに病院に行きました。ステージが3bだったので、基本的には対象です。ただし、この治療は成果が分からない治療でもあります。どういうことかというと、ステージ3bの再発率は40%程度で、治療を行うと、22%ぐらいに下がると説明されました。この数値はいろいろな情報があるので、正確には把握してませんが、説明ではそういわれました。もし治療を受けて、再発しなかったら、それは治療のおかげなのか、もともと再発しない60%だったのか、誰も判定できないのです。再発してしまえば、効果なかったとはわかりますが。もちろん、する、しないの選択権は患者にあるので、受けないという選択肢もありです。その時の心境は、「効果はわからないかもしれないが、しなくて再発したら、また後悔するだろうな」でした。治療はXELOX療法と言って、オキサリプラチンという白金系の抗がん剤を初日に点滴し、その後2週間ゼローダという飲み薬を朝、晩飲みます。2週間が経過したら、1週間休薬期間があるという3週間1サイクルの治療で、8サイクル(半年間)行います。
手術後、1か月以内に始めるのがよいとのことで、手術後3週間たった月曜日から開始することになりました。ネットで調べると、点滴後、2日ぐらい不調になるかもという情報があったため、金曜日に点滴をしたいと主治医に伝えましたが、金曜日は治療を実施してないとのことと、主治医から「一旦、やってみて、副作用がきつければ、その時考えましょう!!」と言われたので、まずは、月曜日に点滴をすることにしました。
そうこうしているうちに、自宅療養期間が終了し、職場復帰できました。
職場復帰すると、業務に追われ、考える時間が減るため、不眠症が解消されました。
職場復帰後の術後補助化学治療については、次回以降で書いていきます。
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