2025-12-06

大腸がんステージ3b治療記録 その9 術後補助化学治療4~8クール目

  抗がん剤による術後補助化学療法の3クールが終了した時点で、大きな副作用がなく、このまま予定の8クールまで行けそうな感じです。

 4~8クールはあまり大きな変化がないので、まとめて書きます。

 点滴後の血管痛は少しずつ範囲が広がっているような気がしましたが、最終的には点滴の位置から15cmぐらい体側までの痛みでとどまりました。痛みが回復する期間はあまり延びることはありませんでした。

 吐き気に関しては、月曜日の点滴で、水曜日の夜が少し車酔いしたような状態ですが、それ以上の気持ち悪さはありませんでした。

 体のだるさはあまり感じていませんでした。

 手の指先のしびれですが、冷たいものに触るとビリビリと電気が走ったような感じになるので、手袋は必須です。基本的には手袋ありで過ごしました。足の指先は特に症状も出ず、問題はありませんでした。

 便秘・下痢ですが、時々(2回/クール)便秘になって、そのあと下痢になるというのが起こりますが、それ以外は1回/日の便通で、特に問題は感じませんでした。

 ものを食べた一口目の痛みは、変わらず出ていましたが、こちらもひどくなることもありませんでした。

 以前書いてないかもしれませんが、点滴をした次の日(もしかしたらその日かも)から声が変わるという症状がありました。風邪で声が変わったような感じで、自分では特に不便を感じることはありませんでした。ただ、点滴の翌日に業務改革の内容説明をプレゼンしなければならず、そのあと、声がさらに枯れた感じはあり、さすがにちょっとしんどかったです。

 そして、今振り返って一番嫌だった副作用は、味覚が変わるというものでした。コロナでも同じような症状の方がたくさんいらっしゃったと思いますが、本当に、味覚が変わり、出汁とかの繊細な味は感じなくなりました。そのせいで食欲が減り、抗がん剤を服薬中は2キロ体重が減り、休薬期間で2キロ戻すといった生活をしていました。

 ざっと、副作用とかについて変化を書いてきましたが、総じて私は副作用が少なかったのではないかと思っています。

 精神的な面でいうと、がんになった時からあまり落ち込むこともなく、過ごしてきてはいましたが、やはり抗がん剤前の血液検査では、結果が気になっていました。術後補助化学療法を開始する前に主治医から「がんを手術で取り除く前も腫瘍マーカーは上がっておらず、参考程度で見ていく」とは言われていましたが、やはり、数値は気になりました。

 術後補助化学療法での抗がん剤治療は、8クールで終わるという、ゴールが見えているので、副作用もつらく感じなかった部分はあると思いますが、副作用をコントロールしながら治療を続けるのが大事だと思っています。

 次回では、術後補助化学療法が終わってから完解になるまでの、どちらかというと精神的な話をしたいと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿