こんにちは。
今回から、AIを活用してオリジナル楽曲のミュージックビデオ(MV)を制作するプロジェクトの記録をブログとして公開していきます。
近年、画像生成AIや動画生成AIの進化によって、個人でも高品質な映像作品を制作できる時代になりました。
しかし、
「実際にどのような手順で作るのか?」
「AIだけでどこまで表現できるのか?」
「MV制作の現場では何を考えながら進めるのか?」
といった部分は、まだあまり公開されていません。
そこで今回、私自身が実際に進めているMV制作プロジェクトを、企画段階から完成まで順番に紹介していこうと思います。
今回は第1回として、制作全体の流れ(計画段階)を紹介します。
今回制作するMVについて
制作するのはオリジナル楽曲のMVです。
一般的なMV制作では、
シナリオ作成
絵コンテ作成
撮影
編集
という流れになりますが、今回は撮影を行わず、AIを活用して映像を制作していきます。
そのため、人が行うのは主に企画・演出・編集であり、映像そのものはAIが生成します。
制作全体の流れ
今回のMV制作は、以下の手順で進めています。
① ChatGPTで全体ストーリーとシーン構成を決める
まずは楽曲を分析し、
曲のテーマ
主人公の感情
世界観
映像の方向性
を整理します。
その上で、
「イントロ」
「Aメロ」
「サビ」
「間奏」
「アウトロ」
ごとにシーンを割り振り、MV全体のストーリーを設計します。
② 各シーンの内容を詳細化する
シーン割りが決まったら、さらに具体化していきます。
例えば、
主人公はどこにいるのか
どんな表情をしているのか
カメラはどう動くのか
光や色はどう変化するのか
次のシーンへどう繋ぐのか
などを細かく決めます。
この工程によって、MV全体の統一感が生まれます。
③ 動画の開始画像をChatGPTで作成する
動画生成AIは、最初の1枚の画像によって映像の方向性が大きく変わります。
そのため、
主人公の見た目
背景
構図
光の演出
を調整しながら、シーンごとのスタート画像を作成します。
ここが映像の品質を左右する重要な工程になります。
④ 動画展開用のスクリプトを作成する
静止画が完成したら、その画像をどのように動かすかを指示するスクリプトを作成します。
例えば、
カメラがゆっくり近づく
主人公が振り返る
月明かりが強くなる
星空が広がる
といった演出を文章で細かく指定します。
このスクリプトが、映像の演技指導書のような役割を担います。
⑤ 動画生成AIで映像を作成する
完成した画像とスクリプトを動画生成AIへ入力します。
すると、
静止画 → 動画
へ変換されます。
同じ画像でも、スクリプト次第でまったく違う映像になるため、何度も試行錯誤しながら理想の映像に近づけていきます。
⑥ 動画編集ソフトで仕上げる
生成された動画は、そのままでは長さや繋がりが不自然な場合があります。
そこで動画編集ソフトを使い、
長さ調整
動画同士の結合
フェード
クロスディゾルブ
エフェクト追加
などを行います。
こうして1本のMVとして完成させていきます。
⑦ シーンごとに繰り返す
MVは複数のシーンで構成されています。
そのため、
③開始画像作成
↓
④スクリプト作成
↓
⑤動画生成
↓
⑥編集
をシーンごとに繰り返しながら完成へ近づけていきます。
次回予告
次回は実際に、
「楽曲の歌詞からどのようにストーリーを組み立てたのか」
について紹介する予定です。
単に映像を作るのではなく、歌詞の意味や感情をどう映像へ落とし込んだのかを詳しく解説します。
AIを活用したMV制作に興味がある方は、ぜひ続きもご覧ください。
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